物流にデザイン?

一般的な物流現場をデザインの視点で見つめてみると、良く言えばシンプル、悪く言えば無機質な空間になっていることが多いのではないだろうか。そんなある意味見慣れた光景を、もっと現場で働く人たちにとって心地よい空間にし、モチベーション高く働ける場所にすることはできないだろうか?

その原体験となっているのは、以前物流現場で働く人たちに対し「どうやったらみんなが幸せに働けるか?」という問いかけをした際に返ってきたコメントにある。

「無印のお店のような、何か凛とした雰囲気で、いい匂いがして、整っているような、そこにいる自分もおしゃれになったように感じるそんな場所にしてもらえたら嬉しいです」

そんな現場で働く人たちの声に応えたいという想いから、物流現場にデザインをインストールするこのサービスは誕生した。

 

まずは、庫内サインをデザインする

物流現場にデザインを導入する手段はいくつもある。例えば、制服をカッコよいデザインにする、休憩室の壁面にイラストを描く、物流センターの送迎バスにラッピングを施す、といった具合だ。その中でも、どの物流センターにも共有で存在し、デザインの余地があるのが「庫内サイン」ではないだろうか。

ここで言う庫内サインとは、物流現場に貼ってある「フォークリフト走行注意」や「挨拶励行」といった掲示物のことを指す。多くの現場では、大事な内容は赤や黄色といった原色を使って表現され、文字が羅列されているような掲示物になっているのではないだろうか。それがもし、文字だけではなく視覚的にわかりやすいイラストがついていたり、文字フォントが統一されていたら、見る人の印象というのは変わってくるのではないだろうか。働く人に配慮しデザインされた現場と、そうではない現場、どちらで働きたいか?と聞かれたら、多くの人はデザインのある方が良いというだろう。

※庫内サインの導入事例はこちら

 

すべての物流現場で気軽に使ってほしい!

そうは言っても、実際にデザインを導入したことによる費用対効果は何か?と問われてしまうのが物流領域の実情である。

そこで、我々は庫内サインを無料でダウンロードできるインストールサイトを立ち上げた。
物流現場でよく使われるサインを200種類以上揃えている。

使い方はいたってシンプルだ。サイトの中から好きなサインをダウンロードし、自社のプリンターで印刷しあとは現場に貼るだけだ。そんな簡単なステップで自社の物流センターが少しおしゃれになるのだ。やらない手はない。

ぜひ、小さなところからでも、現場の皆さんが楽しく働けることに貢献できたら幸いである。

ダウンロードサイトはこちら