物流の世界を変えていきたい。その想いが少しずつ広がっていく

2022/1/29(土)〜2022/2/8(木)の会期で行われた阪神百貨店梅田本店のリニューアルイベントに合わせてポップアップストアを出店。阪神百貨店梅田本店に新たにポップアップイベントスペースが設置された背景として、従来の百貨店ブランドにとらわれることなく、多種多様なジャンルのアイテムを発掘・発信するような場にしたいという想いがあり、メリーロジスティクス(以下、メリロジ)にお声かけ頂く形となった。そこで「運ぶ・包む・収める」を美しく。をテーマに、 コンフォータブルな違和感をコンセプトに、これからのプライベート空間を考えるブランドYROEHTさんとイベントを彩った。

今回のポップアップではumao、Mizpamの2名のデザイナーとコラボレーション。umaoにはメインビジュアルと針箱のデザインと物流をテーマに描き下ろしてもらった原画を、Mizpamには同じく原画と同氏が製作しているオリジナルグッズの販売面で協力をしていただいた。

umaoデザインの針箱
Mizpamのグッズ(手前)とumao・Mizpamの原画(奥)

期間中100人を超える方にお越しいただき、初めてのポップアップだった藤井大丸と比べて250%の売上UPも達成することができた。今回はイベントの詳細ではなく、実際にイベントにお越し頂いた方や関係者の実際の声を少しご紹介させていただきたい。

実際に届いた声を紹介。物流関係者へ改めてリスペクトを持つきっかけに

地域事業を行う男性のお客様(30代)

「数年前までは、なんで指定した時間通りに来てくれないんだ、と思うこともありましたが、ここ数年で配達業者さんに感謝を伝えられるようになりました。が、「配達」ではなく「物流」というもっと広い視野ではなかなか考えたこともなかったことに気づきました。今、仕事をしている湖南市は「工場のまち」とよく言われるのですが、同時に「物流のまち」だったなと再発見がありました。」

「原画を購入させていただき、お店に飾らせていただきました。いつも来てくれる地域の皆さんも興味を持って見てくれて、この企画やメリロジさんを紹介すると、とても共感してくれました。」

配達してもらったときの緩衝材がどんどん家に溜まってしまいます。捨てるのは勿体無いような気もするし、メルカリで出すときに使えるかなぁと思っても、やはり溜まるスピードのほうが早いです。イベントの企画で作品になったり、他の活用方法はないですかね。もしくは、かさばらない緩衝材などあったらいいな、と。」

「今年の元日にAmazonでポチったオタマトーンが翌日に届いて、年末年始にも運んでくれている人がいて、ありがたいな、と思っていたところでの開催だったので、個人的に良いタイミングでした。自分が住んでいるところの周辺は物流会社ばかりなので、物流会社へのリスペクトを何かの方法でできないかと思うきっかけになりました。」

販売職 女性お客様(20代)

「ポップアップに訪れたきっかけはumaoさん。普段は販売員として働いており、配達員には日常的に接しています。」

「仕事のなかで感じていた『送料無料はあたり前』の風潮に対する違和感に、やっぱりそれって違うよねという思いを深めました。」

「自分では仕組みは変えられませんが、せめて配達に関わってくださっている方々へのリスペクトを持ったうえで仕事をしたり、お買い物をしようと思いました。」

コラボアーティスト

「物流と言われ真っ先に思い浮かんだのは身近な存在である配達員の方でした。作品を描くにあたり、ネットで物流に関するイメージを見ながらいろんな人のリレーでこうやって物が届いているんだなと思いました。」

阪神百貨店 イベントご担当者

「『物流』という領域、切り口でセンスや美意識といった観点を取り入れるのはとてもおもしろく、今の時代の流れから考えてもとても意味のあることだと感じ、メリロジさんのビジネスがもっと多くの人に伝わればと思い、お声かけさせていただいた。」

「『物流×イラスト、アート』の発想はとても面白いと思ったので、より、今後に向けてメリロジの世界観やメッセージが伝わるような提案ができれば、なお良いかもしれない。」

 

このように足を運んで頂いた方からありがたいコメントもいただくことができて、この活動を通じて少しずつではあるが取組の輪が広がっている手応えはイベントを実施する度に感じることができ、取組がいを感じている。物流の世界を変えていくため、まずは現状を知っていただくこの活動も引き続き強化していきたい。