物流だってオシャレしたい。

2021年12月18日(土)・19日(日)の2日間、メリーロジスティクス(以下、メリロジ)は京都市立芸術大学主催『THE GIFT BOX 2021』にゲスト出展を行った。会場となった京都府京都文化博物館別館ホールはその会場自体が巨大なギフトボックスに見立てられており、工芸品、アクセサリー、雑貨など様々な展示がされた。この記事ではメリロジが提案する『ギフト』について紹介する。

THE GIFT BOXでは、京都市立芸術大学にゆかりのある作家たちが手がけた様々な品物の展示販売や、演奏家たちによるクラシック音楽の生演奏コンサートを行っている。2021年度は例年より販売ブースの間隔を広げ、これまで会場でおこなっていた演奏家たちによる演奏が動画上映されるなど、感染症対策を徹底した上で2年ぶりの開催となった。

そんなイベントには毎年1組のゲスト出展枠が存在する。「面白い試みを続けてきた、たくさんの方に求められる魅力的なブランドやお店をゲストとしてお声がけしている」と主催者の方からメリロジを招待していただいた。メリロジは、アートやデザインを纏わせた物流のかたちを提案しており、その試みに注目していただいた。

「物流」というワードを聞くとどのようなイメージを抱くだろう。頼んだモノを届けてくれる配送業者、それを運ぶトラックあるいはモノを保管する倉庫だろうか。一口に物流と言っても実際は様々な要素で構成されている。THE GIFT BOXで並べられたアイテムたちも、一見すると物流とは無関係のようで、その裏では物流にまつわる多くの工程を経て展示されている。物流は目立つことなく「当たり前の日常」を支えている見えない大黒柱といえる。
そんな物流にスポットライトを当て、もっと身近な存在にしたい。そんな想いからメリロジは誕生した。

今回のイベントで多くの来場者に「素敵!」とお声がけいただいたアイテムたちも、実は全て物流をテーマにしたものだ。その一部を紹介すると、別注PLAY WALLET LEATHERは現場で奔走する物流マンのポケットに収まる「最も小さくて便利なサイフ」を目指してデザインされた。PENCO Memo Block on Pallet ペンコメモブロックは、貨物の運搬に欠かせないパレットの上にメモブロックが積載されている。なかでも来場者の目を惹いたのはLOGISTICS SWEAT。バックプリントにはなんとエアー緩衝材(いわゆる「プチプチ」)がプリントされている。ストレス発散に潰されるその本来の姿は、商品を衝撃から守ってくれる強い味方である。
物流の現場で使われているエアー緩衝材がオシャレなものとして日の目を浴びること、それがメリロジの目指す姿の1つである。

メリロジから「物流」への贈り物、それは“文化” を届けること。

メリロジはこれまで、物流をより身近な存在にするために、物流業界にあまりなじみが無い人たちに目を向けて活動してきた。しかし、物流業界で働いている人たちからも反響の声を聞くことができた。

「仕事で日々フォークリフトを運転しています。たまたま通りがかったらLOGISTICSの文字が目に留まって、こんなアイテム見たことないです。それにフォークマンが描かれたロングTシャツ、これを着ていたら楽しく仕事できそう」

と手に取っていただき、物流業界内にも文化を届けることができた瞬間に立ち会った貴重な機会となった。

お気に入りのアイテムをもつと心が躍る。そんな身近な愛着を「物流」にも感じてもらいたい。そのために、メリロジは今後もグッズ展開にとどまらず様々な方法で活動を続ける。それが、物流業界にさらなる発展をもたらすギフトになると信じている。