メリーロジスティクスの初ポップアップ。物流とカルチャーが交わるとどうなる?

12月 14, 2021 2021.12.14

「物流に、文化を届ける」という想いが、実際に届いた1週間

2021年10月8日(金)〜14日(木)、メリーロジスティクスとして初のポップアップストアが京都藤井大丸にて開催された。物流を軸にした一般向けイベントとしても、おそらく日本で初めてだっただろう今回。合計100名以上の方にご来場いただき、盛況の中、1週間の会期を終えることができた。この記事では、メリーロジスティクスを運営する株式会社CAPES代表・西尾が、その様子をレポートする。

メリーロジスティクスというブランドは、物流のことをよく知らない人に向けて、まだ可視化されていない物流の可能性を感じてもえるように、という役目を背負って生み出された。​​「物流に、文化を届ける」をコンセプトに、アートやデザイン、コミュニティと物流をかけ合わせたオリジナルグッズを展開している。

今回のポップアップでは、ワカヤマリダヲ、さわともかの2名のイラストレーターとのコラボレーションによる『物流仕事人シリーズ』グッズを初お披露目。ほかにも、インターネット時代のワークウェアブランド・ALL YOURS別注のジャケットなどのアパレル、京都発アウトドア雑貨ブランド・MINIMALIGHTの別注ウォレット等も展示販売を行った。メリーロジスティクスからは、日々の包装や梱包が楽しくなる雑貨アイテム、オリジナルスウェットも用意。また、緩衝材の「プチプチ」でおなじみの川上産業から、実際の搬送で用いられるコンテナ「デカボ」を展示什器として活用し、店内のレイアウト設計を行った。

ポップアップの様子。展示什器になっているのが「デカボ」
メリーロジスティクスオリジナル雑貨
さわともか(左)、ワカヤマリダヲ(右)によるイラスト入りロンT

実際に届いた嬉しい声を紹介。物流業界を、内から外から変えていく

物流らしいインダストリアルな雰囲気の中に、メリーロジスティクスのロゴカラーであるレッド、ネイビー、グレーを基調としたカラフルな商品や、壁にかかるイラストが醸し出す、ある種の違和感に足を止めて入店される方も多く見られた。実際にイベント来場者から寄せられたコメントもいくつかご紹介する。

「物流がコンセプトテーマと知らず来店したので、このようなアプローチをされていることがまず素敵だと思った。元々物流に無骨なイメージがあったが、全体を通してしなやかさを感じました。」

「物流の大変さを訴えて、支えてくれてる人々に感謝しましょう、みたいな表現はよくあると思いますが、ユーモアを含んだポジティブな切り口は、とてもユニークな表現だと思いました。什器に使われていた運搬用ケースが良い感じに世界観を演出してくれていてテンション上がりました!商品もすべてテーマに関連する品揃えが面白くて、記念に何かひとつでも買って帰りたいという気持ちになりました。」

メリーロジスティクスが体現しようとする、新しい物流の世界観を受け取って帰ってもらえたと実感できる声も集まり、確かな手応えを感じることができた。また、来場者の中には、実際に物流業界で仕事をされているという方も。商品をご覧いただいたうえでお話を伺うと「物流の仕事って華やかじゃないですし、『なんだかなぁ』と感じていた中、こんなイベントがあるんだ!と思って来ました。こうして物流の見え方を変えるチャレンジをしてくれるのは、同じ物流という仕事をしている身として、すごく嬉しい。応援してます。」との言葉が。実際に物流業界を変えようとする想いが届いた瞬間だった。

メリーロジスティクスとしては初めての挑戦だった藤井大丸でのポップアップ。これまで物流業界のイメージ変革のために、業界の外に向けての情報発信を行ってきたわけだが、今回それが物流業界内にもしっかりと届いているんだということが実感できた。このポップアップをきっかけに、今後さらに物流業界に文化を届けるブランドとして精力的に活動していきたい、そう感じたイベントだった。

 

執筆:西尾浩紀
編集:石澤萌
撮影:佐々木明日華